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ブライドル【イギリス/J&Eセジュウィック社】

イギリス・ある老舗タンナー設立当初から馬具業界に革を供給し、その後1世紀にわたり馬具用革をリードしてきた歴史をもつ英国のJ&Eセジュウィックのブライドルレザーです。昔ながらのピット鞣し製法が受け継がれ、染料仕上げの上に蝋を塗り込んだ独特の製法で作られてます。英国王室や有名騎手が使用するなど数多くの実績があり、堅牢度•品質を最重要視し、英国皮革連盟の行う厳しい審査基準をクリアし続けている会社でもあります。ブライドルレザーは、騎手の安全を守るために、高い耐久性・堅牢度を追求し作られました。蜜蝋を含んだ特殊なオイルを何度も塗り込むことで、独特の表情になります。白く粉吹いて見えるのはその成分です。通常堅牢度を求めすぎると、固すぎて革が割れてしまう問題がありますが、銀面のみに油分を多く含ませることでしなやかさをあたえ割れを解決。現在の防水技術をは違った古来雨の多いイギリスならではの防水・防湿効果がある革です。

色移りに関して

ブライドルレザーは革繊維と色素の結合が弱いので色落ちがしやすい革です。
衣服と強い摩擦、長時間同じ箇所への摩擦などで色移りの可能性がございます。とくに汗や雨などで衣類やバックが湿った状態ですと、軽い摩擦などでも色移りのします。
白色や薄い色の洋服をお召しの際は特にご注意下さい。

水濡れ、汗についての注意

ブライドルは水気に強く作られてますが多量の水分はカビの原因になります、濡れた状態でほっておくと革繊維の奥まで菌が根を張ってしまい完全に除去するのが困難になります。突然の雨などで濡れてしまった場合などは、出来るだけ早く乾いた布で拭き取り、風通しよい場所に陰干しをして下さい。早く乾かしたいからとドライヤー、ストーブなどや日光には絶対当てないで下さい。急激な乾燥は革本来の風合いを失くしてしまう原因となります。
汗に含まれる塩分やアンモニアは表面の艶を消してしまいます。最悪の場合表面が水ぶくれのような状態になります。この状態になると修復は出来ませんので、夏場や大量の汗をかく状況などで長時間ヒップポケットに入れた状態、汗と触れさせる状況などは避けて下さい。大量の汗の染み込みを感じましたら中和する意味でも、きつく絞った布(綿100%が好ましいです)で水拭き、その後柔らかい布で乾拭きをして下さい。それでもかさつきや乾燥、曇りが見られる状態でしたら、完全に乾いた後にクリームを薄く全体に塗布して下さい。

普段のお手入れ

表面に浮かんだ白い粉状のものは使っていく中ですぐになくなりますが、衣類等に付着しますのでどうしても気になる方は馬毛ブラシなどで全体の粉を落とし、それでも落ちないモノはネル素材などの布で磨いて下さい。表面の白い粉や油分が取れて透明になったらOKです。使用して行くうちに革が乾燥してきたなとお感じになられたら無色のクリーム等(蝋成分が多く入ったモノをお勧めします)を塗布して下さい(専用クリームもございます)。