jingaro

Navigation Menu
german shrink

ドイツシュリンク【ドイツ/ペリンガー社】

ペリンガー社はボックスカーフをメインに長年に渡って積み重ねてきた技術と経験で常に安定した最高品質の革を制作するタンナーです。ドイツ国内に於いてクロム鞣し、カーフ判(日本ではキップ判)を専門に鞣す唯一のタンナー。厳選された原皮(『何を食べて育ったのか?』という点までこだわり、革の内部のph濃度を一定にさせる工夫など他のタンナーではやらないことをやっているそうです)カーフ(生後6ケ月以内の仔牛)を収斂性の強い鞣し剤で鞣し(シュリンク)、それにより革の表面を縮め独特で自然なシボを持たせた革で、他社の型押しされたシボとは異なり、不規則で自然な表情が一番の特徴です。シボのメリットは曲げ伸ばしに強く傷もつきにくい、傷も目立ちません。一般的にクローム鞣しの革はタンニン鞣しの革に比べて柔軟性、弾力性は高いのですが、シボが加わることでより曲げ伸ばしに強い革となります。
染色に関してはセミアニリン染色で色止め加工(ヨーロッパの革では珍しいです)が施してあるので、変色や色移りといった心配がありません。経年変化でも発色の良さはそのままですので、カラフルな商品でお楽しみ下さい。

【水濡れ、汗についての注意】

他の革に比べて水に強い革ですが、大量の水分などはやはりカビの原因になります。濡れた状態でほっておくと革繊維の奥まで菌が根を張ってしまい完全に除去するのが困難になります。突然の雨などで濡れてしまった場合などは、出来るだけ早く乾いた布で拭き取り、風通しよい場所に陰干しをして下さい。早く乾かしたいからとドライヤー、ストーブなどや日光には絶対当てないで下さい。急激な乾燥は革本来の風合いを失くしてしまう原因となります。

【普段のお手入れ】

ドイツシュリンクは汚れ・水には大変強い革ですのでそれほどお手入れなどは必要ないですが、薄い色の場合は汚れが目立つ場合もありますので、防水スプレー等で表面に薄い被膜を作って保護するのもオススメです。